2013年 03月 17日 ( 1 )

異文化の人-さよならパジェロ-

円安のせいだと思うけど、最近肌の色が違う人がよく来る。
日本の古い車を買い取って、開発途上国に輸出している人達。
以前使っていたキャンピングトレーラーを引っ張っていたパジェロを売ることにしました。

買ったのはスリランカの人で、商談中に自分の車からラグを取り出してきて、
「お祈りさせてください」
と突然、事務所の床にラグを敷いて、お祈りを始めた。
1日5回、1回目のお祈りは日の出前で、その日は午前5時15分にしたのだとか。
朝早くから大変だね。
テレビなどで見て知っていたけど、実際見るのはもちろん初めてで、夫も驚いていた。
お祈りの後、商談が成立したら、近くのコンビニでバナナを買ってきて、私達にもくれた。
バナナを食べながら、夫が
「イスラム教徒は奥さん4人持てるんだよね」
と言うと、
「それは今の奥さん、いいって言ったら。それで、みんな同じにする。車買ったら、みんな同じ車買う。私とても出来ない。だから私、奥さん1人。」
と笑って言う。
すでに結婚している奥さんの許可が必要で、全員平等にしないといけないということらしい。

パジェロはスリランカに行くのではなく、アフリカに行くんだそうです。
アフリカはまだ道路事情が悪いから、ジープが売れるらしい。
日本から遠いよね~
そんなところに行っちゃうんだ。
自走式のに買い換えたので、車検をとらずにナンバーを返納し、隅に置いてあったのだけど、いざお別れとなると胸がキュンとしちゃう。
山道で煙を出しながらもトレーラーを引っ張ってくれたこともあったっけ。
車は次の日に引取りに来て、その日のうちにアフリカに向けて横浜港から出国するんだそうです。

翌日の午前中、私が税理士事務所に母の申告書の控えを取りに行って帰ってきたら、もう無かった。
ああ、私がいない間に行ってしまったんだ。
寂しくて、涙が出てきた。
が、それは私の早とちりで、午後に取りに来ると連絡があり、夫が工場の裏にしまっただけでした。

午後、引取りに来たスリランカの人は、パジェロに仮ナンバーをつけて横浜方面に去っていきました。
窓を開けて「アリガトー」と笑顔で手を振りながら。
これでひと儲け出来るんだろうね。
明るいお別れでした。

今は、どこにいるのかな。
アフリカで頑張って走ってね。


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by mittino38 | 2013-03-17 19:41 | 仕事